この記事の内容
- 河童の女のあらすじは?
- 河童の女の評価はどうなの?
- 河童の女を視聴してどうだったか?
- 河童の女が現代に伝えたいこととは?
について書いて行きます。
河童の女のあらすじは?
柴田浩二(青野竜平)は、川辺の民宿で生まれ育ち、今もそこで働きながら暮らしています。
社長である父親(近藤芳正)が、無責任にも見知らぬ女と勝手に出ていくこととなりました。
息子である浩二は一人で民宿を続けなければいけない状況になり、苦境に立たされ、茫然とします。
しかし、浩二はその状況を受け入れます。
そんな困難な状況の時に偶然、東京から家出してきたという女性(郷田明希)が現れ、住み込みで働きたいと言われ、住み込みで働くこととなりました。
美穂と名乗るその女性に浩二はいつの間にか惹かれ、夢中になります。
そして誰にも話した事の無い少年時代の河童にまつわる出来事を浩二は語ります。
そして田舎の活性化につながればと河童の話しを基に奮闘しますが、美穂はある秘密をかかえていることを浩二にうちあけます。
このままずっと二人で民宿を続けていきたいと思う浩二でしたが、美穂にはそれが出来ない理由を知り浩二はそれを受け止めます。
美穂はその秘密の出来事に押しつぶされそうになり死ぬ覚悟を決めますが、浩二が死んではいけないと美穂に話しをします。
いつの間にか浩二は美穂と二人で歩んでいたことを感じ、夢中で美穂と懸命に生きようとします。
河童の女の評価は?
とかく都会中心の日本の社会が田舎にも目を向ける良いきっかけとなる映画であるように思います。
田舎の魅力、そして困難にぶつかった時の冷静さを上手に表現された映画のように思えます。
そして自分にふりかかる自然の流れを受け入とめ、素直な自分の気持ちに従う大切さを気が付かせてくれます。
父親が女と家と自分を捨てる運命、とてもつらい理不尽な出来事であるにもかかわらず、その状況を優しく受け入れていく強さは、素晴らしい見どころだと思います。
相手を許す強さです。
中々できないことではあると思いますが、人生を前に進ませるには必要なステップです。
人間は強く生きていくことが出来るのだなあと思いました。
突然の出来事でどうしようもない困難な状況を乗り超えて生きていく強さ、理不尽な出来事にもめげず、前に進もうとする強さ、今の日本の社会では両方とも必要ではないでしょうか。
この映画を見て、よし、がんばろうという気持ちになってくれたらきっと映画監督は作品を作ってよかったと思うに違いありません。
また、映画の魅力として、俳優さんたちが普通の私たちの友達のような感覚にさせてくれるような感じがします。
私たちの日常生活とあまりかけ離れてないような雰囲気を持つ俳優さんたちだと思います。
とても疲れなくてよいと思います。
緊張せずにリラックスして話しが出来るような俳優さんたちだと思います。
河童の女が現代に伝えたいことを考察!
現実は、美穂さんのようにつらい気持ちをたった一人で抱えてしまう方も多いことと思います。
この映画を観て、自分も死ななくてよいのだと思ってくれる方もいらっしゃるのではないかなと思います。
深く考えすぎる必要はないこと、誰かに自分のつらさを話す大切さ、そんなことを教えてくれる映画であると信じてなりません。
元気のない方が元気になれる映画、どこか昔懐かしい思いにさせてくれる昭和チックな映画です。
インターネットもスマホもなくてもみな幸せだった時代を思い出させてくれるような匂いがします。
現代人はスマホやインターネットに押しつぶされそうな生活をしているように思います。
いつもパソコンやスマホとにらめっこをしていて、人とのつながりが薄れているように思います。
ぜひいっときスマホを忘れ、ラインを忘れ、パソコンを忘れ、SNSを忘れ、リラックスして映画を鑑賞してみてください。
人生が存床の方はきっと良い方向に向かってくれることを願いながら映画を鑑賞されるとよいと思います。
神様が教えてくれた映画だと思ってぜひ鑑賞してみてください。