神々の巨像が並ぶ神殿へと入り込んでしまった旬。
しかしそこは神を信仰しない背信者達を処刑する殺戮の処刑場だった!
神を敬わない者を惨殺する無常なる処刑人を前に恐慌状態になってしまうハンター達。
はたして突破口はあるのか?
俺だけレベルアップな件第4話のネタバレ!戦々恐々で研ぎ澄まされる本能
ハンターが一人、惨殺されてしまった……
あっけなく、いとも簡単に殺されてしまったハンターの唐突な死は、それを見ていた他のハンター達に恐怖を伝染させ、自分達もああなると、惨殺された死体を前に、全員が恐慌状態へと陥ってしまいます。
低レベルのダンジョンだった筈なのにと、殺された男はⅮ級のハンターにも関わらず、何の反応も示せないままに、あっけなく殺されたと、その事実を冷静に受け止め、この部屋はⅮ級のモンスターが居る部屋ではないと悟ります。
やがて自分達を見下ろしていた神の像が動き出し、視線を旬へと向け、無機質な冷たい眼差しは、鈍い黄金色の輝きを見せ揺らぎ始めていました。
絶対的な死を覚悟してしまった旬。
もう逃げる事は出来ないと、抗えない死にまとわりつかれ、神の像が自分を見つめる眼差しは、自分に何らかの死を与えるモノだと悟りながら、彼は自分の死を覚悟していました。
脳裏に浮かぶのは過去の追憶。
今までハンターとして生きていた旬は、決して優れたハンターではありませんでした。
いつも重傷を負い、死に掛けひん死の最弱ハンター。
それが自分と、突き付けられてしまう現実を否定などは出来ず、常に自分は最弱でした。
ハンターなのに仲間の足手まといになり、低級のモンスター相手に入院し、それでもダンジョンに挑んでいたのは、稼ぐ為。
そう生きて稼ぐ事が、旬の最大の能力だったのです。
危険を察し、生き残る為に本能が研ぎ澄まされた彼は、自分を飲み込もうとする殺意を感じていました。
俺だけレベルアップな件第4話のネタバレ!背信者への裁き!
鈍く光る像の瞳は旬達をとらえ、輝きが増していく中で彼が察したのは、明確な殺意でした。
瞬きに輝く次の瞬間の刹那、旬はハンター全員に叫びます。
しゃがめ、と。
響く声に反射的に反応したハンターは、旬の言葉のままにしゃがみ、真島と久我、馬渕がその場にしゃがみ、旬は観月を引きずるようにその場に倒し、像から放たれた光線を避ける事に成功します。
最弱で生き残る本能でハンターとして生きていた旬は、モンスターの明確な殺意に対しての反応力を持ち、来るだろう殺意を予測し、回避に成功します。
しかし旬の声が届かなかったハンターは、像の瞬きに放たれた光線の中にかき消え、チリも遺さずにその身を消失してしまいます。
防御不可能な光線と、絶対的な威力を目の当たりにしたハンター達は、さらに恐慌状態に陥ってしまい、次にあの攻撃がくれば、もう逃げ場がないと追い詰められます。
観月の無事を確認した旬に、掴みかかるように話しかけてきたのは馬渕でした。
今の光線をどうやって知ったのかと叫んでくる馬渕の声に、旬は感で察したとしか答えられませんでした。
そんな旬の答えに憤懣を堪えていた馬渕でしたが、彼の腕は欠損し、血が滴り流れ落ちていました。
観月によって治療され、一応に落ち着きを取り戻す馬渕。
旬はこの状況を抜ける方法はと、経験豊富な馬渕の情報に望みをかけていました。
俺だけレベルアップな件第4話のネタバレ!信仰する者こそ救われる
観月に治療を受けていた馬渕に、あのモンスターの事を知っているかと旬は訊ねますが、馬渕はあんなモンスターを今まで見た事がないと語ります。
彼の経験上では、あんなモンスターは存在した事がないと、低級の任務では決して遭遇しないだろうモンスターと語ります。
あれをあえてランク付けをすれば、間違いなくA級か、否、あの圧倒的な攻撃力は最悪のS級かもしれないと答えます。
あれがS級と、もはや別次元の存在と対峙しているとはと、逃げる事の出来ない怪物の存在に旬は絶望を抱いてしまいます。
S級のボスモンスターを相手にして、最弱の自分が勝てる筈などはなく、またここにいるハンターが全員で挑んでも、勝つ事などは出来ません。
しかしまだ何かやれるかもしれないと、馬渕に問いかけを続けていきます。
方法がある筈だと、生き残る術を見出そうとする旬の気迫に押されながらも何かを想い出そうとする馬渕は、石板に書かれていたルーン文字を想い出します。
そうこの場所はカルテノン神殿。
1・神を敬せよ
2・神を讃えよ。
3・神を信仰せよ。
そして最後に記された、
「この掟を守らぬ者は、生きては帰れん」
この言葉に生存の道があると、旬は像の攻略方法を見出せるのでしょうか?
俺だけレベルアップな件4話の感想
逃げ場のない状況へと追い込まれながらも、懸命に生きようとする旬の生き様が熱い回となる第4話。
圧倒的すぎる神の光線と、ビームを放つ像を前にして、見事な回避を披露した旬と、彼が今までどんな苦難に苛まれてきたのかと、彼の苦悩と苦労がしのばれます。
最弱ゆえに危険察知能力が高まってしまったと、皮肉な才能ゆえに、生き残る為の能力が鍛えられたと、ハンターの能力だけでは計り知れない才能を持っていた旬と、最弱ゆえに身につけた能力で仲間を救う機転を見せましたが、窮地は脱してはいません。
馬渕は重傷を負ってしまい、もはやパーティは壊滅寸前。
観月の治療も限界寸前と、これ以上の怪我人はと、それぞれに疲弊が見え始めていると、もはや打開すべく方法はないのかと追い詰められていた旬達でしたが、何が何でも生き残ろうとする旬の生存への欲求が打開策を見出しそうな雰囲気になってきてます。
主人公らしく毅然とまではいかなくとも、ただで死なないと、最後まで抗おうとする旬。
そんな彼の抗いが、功を奏したのか千載一遇のチャンスが訪れます。
この部屋に入った時に書かれた文言。
神を崇拝する者が生き残れると、その意味はと、命を懸けた謎解きを攻略を見出せるのかと、旬の活躍に注目したい内容です。
俺だけレベルアップな件第4話のネタバレと感想!最弱の抗い!まとめ
ただで死んでたまるかと、絶体絶命の中で生き残ろうとする旬。
今まで沢山に死ぬ目に合ってきたが故に見出してしまった危険察知能力をフル活用し、逃げ場のない神々の処刑場から、はたして逃げ出す事が出来るのか?
抗う事で活路を見言い出す最弱ハンターの本能が研ぎ澄まされます!
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