神を讃える讃美歌を歌う声も虚しく、巨像に砕かれ散った青年の死に、再び恐慌状態へと陥ってしまうハンター達。
神の殺戮が繰り広げられる中で、旬は神を讃える意味を知る!
起死回生の答えを見出し、脱出へと向かうも、無慈悲な神の魔の手は、ついに旬を襲ってしまう……
俺だけレベルアップな件第7話のネタバレ!砕かれた讃美歌
神を讃える讃美歌を渾身を込めて歌い続けた青年は、跡形もなく、神の像の脚の下敷きに消えてしまいます。
神を讃えた筈なのにと、ざわめくハンター達。
もう助からないのかと絶望は再び呼び起こされ、無残に踏み潰された青年の死に、ハンター達は恐怖におののき、理性無くパニックを起こしてしまいます。
我先にと逃げまどい、神に踏み潰されまいと背を向けて駆け出すハンター達。
ここで動いてしまえば殺されてしまうと叫ぶ間もなく、一人、また一人と、神の怒りをかい、踏み潰されてしまいます。
馬渕は逃げまどうハンター達に一か所に集まらず、散って逃げろと指示をするも、もはやリーダーとして扱われていない彼の言葉は耳に届かず、我先にと逃げ出すハンター達は、ただ踏み潰されて死ぬまいと必死に逃げまどうばかり。
観月は絶望に沈み、視界にはもう今の現状が映らず、意識は困惑に中に漂い、彼女はそのまま乖離するように気を失いそうになっていましたが、それを引き留めたのは旬でした。
ここで意識を失えば終わりになってしまうと、観月を奮い立たせながら走り出す旬は、神の像に殺されまいと抗っていました。
讃美歌では無かったと、だったら他にある筈だと、その瞳に絶望を浮かばせない旬の行動に、観月は意識を明確にさせ、彼と共に駆け出します。
俺だけレベルアップな件第7話のネタバレ!武器を構える像と楽器を携える像
多くのハンター達が逃げ惑う中で、真島と久我は懸命に神の脚から逃れようと、必死に脚を振り回し逃げ出していました。
まるで虫けらのように扱われ、踏まれれば跡形もなくに散ってしまうと、迫る死に慌てふためきながら必死に逃げていた久我は、逃避をするかのように妻の事を想い出します。
妊娠し、子どもを宿した妻の為に、もっと稼ごうと、軽い気持ちでダンジョンへと挑んだ筈が、こんな事になるなんてと後悔と悔恨の中で久我は妻の事だけを想っていました。
妻はダンジョンに向かう事を拒絶し、行かないでやめて欲しいと、あれだけ止めていたにも関わらず、自分は妻の制止を振り切り、こんなところに来てしまった事をただ後悔してしまいます。
生きて妻の下に帰りたいと願う久我は、絶対に死ねないと、生き残る事に懸命になっていました。
死んでしまえばもう妻に会えないと、そして子供に会いたいと願う久我は、像の隙間に隠れやり過ごそうと隠れますが、真島はそんな久我を止めようとします。
何かを言っていると久我の意識が殺意を感じた瞬間、像が持った剣によって久我は切り裂かれてしまい、妻と子を想いながら意識は混濁し、彼は絶命してしまいます。
武器を持った石像によって命を落とした久我の死に、旬はある違いに気づいてしまいます。
それは……像の種類でした。
剣や斧と様々な武器を持つ像と、音色を奏でる楽器を携えた像など、その違いに気づいた旬は、像の下へと駆け寄るようにとハンターに告げます。
俺だけレベルアップな件第7話のネタバレ!もがれてしまった希望
武器を持つ像に近づけば殺されてしまうが、もし楽器を持つ像へと近づけば、もしや殺されないのかと、イチかバチかの賭けに乗るしかない旬は、やぶれかぶれでハンター達に楽器を持つ像へと逃げる様に告げます。
それを聞いた馬渕はすぐに楽器を持つ像へと近づき、様子を伺うと、像は静かに動き出し、そして携えた楽器で音楽を奏で始めていきます。
音色が響き、神の像の動きに変化が見え始めた中、ハンター達は楽器を持つ像へと駆け込んでいき、像へと身を寄せると、音楽が奏でられ、静かな演奏が処刑場に響き出していきます。
久我の死を悔やんでいた真島は涙を流しながらに、生き残ってしまった事を複雑な想いで受け止め、親友の死を悲しんでいました。
旬は観月を連れて楽器を持つ像へとたどり着くも、像は楽器を奏でず、静止したままでした。
もしやと観月を像の傍に残し、その場を離れる旬。
すると像は携えた楽器──太鼓をたたき始め、音楽は奏でられていきます。
一つの像に一人しか受け入れられないと知った旬は、空席のある像を探し駆け出し、楽器らしきモノを持った像へと近づきますが、それは楽器ではなく、盾を携えた像だったのです。
馬渕の声が届く前に、振り下ろされてしまう盾。
しかし盾は旬を絶命へと導かず、命からがらに避ける事に成功した旬は、楽器を持つ像へと逃げ込む事に成功します。
そして神を讃える曲が演奏され、神の像の動きが止まったと、観月は旬の下へと駆け寄りますが、その姿に唖然とします。
旬は右足を失い、もう歩く事すら出来なかったのです……
俺だけレベルアップな件7話の感想
ハンター達に襲い掛かる神の像の進撃と、まさに巨人を前に踏み潰されてしまうだけの弱々しい彼らと彼女達の抗いが見どころとなる今回は、ついに久我の死が訪れてしまうと、戦場でしてはいけない、家族を想ってしまうフラグを見事に回収してしまい、哀れ像の剣の錆になってしまった久我。
これからは真島とのコンビで活躍するかと思っていたのに、実にショックです。
そんな久我の死によって、旬は武器を持つ像と武器を持たない楽器を持つ像の違いを知り、ようやくにしてこの場を切り抜けるチャンスを手にしたのですが、旬も見事にフラグを回収してしまっています。
女の子と手を繋いだままでは、危険なフラグ回収となってしまうのは必定。
楽器を持つ像はおひとりさま限定と実にいけずな設定になっており、普通ならば自分が助かりたいところを、彼女を助ける為に、別の像へと駆け込む男らしさを魅せる旬。
何とか次の像にたどり着くも、それは楽器では無い盾を持つ紛らわしい像と、注意をここで怠ってしまった旬に、石造の盾が振り下ろされてしまいます。
なんとか命は奪われずに済みましたが、右脚を失ってしまうと大ピンチを迎えてしまいます。
移動の要の脚が失われ、まさに絶体絶命に陥ってしまった主人公。
他のハンター達を助ける為に奮闘した彼の最後は、皆を助けての犠牲で幕を閉じてしまうのかと、彼に降りかかる受難は果たして切り抜けられるのかと、このピンチをどう切り抜けるのでしょうか?
俺だけレベルアップな件第7話のネタバレと感想!もがれてしまった希望まとめ
神の像に敬い讃える事と、讃美歌は届かず散ってしまった青年の死。
生きて家族の下へと帰る事だけを望んだ男の死で得た、楽器を奏でる像が神を讃える事と知った旬。
奏でられる曲に神の像の荒ぶりは穏やかになるも、一瞬の判断ミスを犯してしまい、生還の道はこのまま絶たれてしまうのか?
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