この記事の内容
- 私がモテてどうすんだのあらすじ
- 私がモテてどうすんだの評価と感想
について書いて行きたいと思います
私がモテてどうすんだの映画のあらすじは?
大好きなアニメや漫画、果ては自分の通う学校の男子で日々BL(男子同士のカップリング)妄想をするのが大好きな芹沼花依はちょっと個性的な女の子です。
ある日のこと、自分が好きなアニメキャラが亡くなったことが相当ショックで彼女は一週間寝込んでしまいます。
憔悴しきった花依は、食事もロクに喉を通らずに激ヤセしていまいます。
寝込む前は、控えめに言ってもぽっちゃり体型の彼女は見違えるほどのスレンダー美少女に様変わりしたのです。
痩せた後彼女が学校に行くと、あまりの美少女ぶりに誰もが目を奪われます。
学校で有名なイケメン男子達も例外ではありません。
六見、五十嵐、七島、四ノ宮とそうそうたるイケメン4人に好意を寄せられる花依でしたが、リアルな恋愛に慣れていない彼女は戸惑ってしまいます。
そんな中、演劇部の主役を頼まれ練習に打ちこむ彼女。
しかし頑張り過ぎたのか体調を崩し、学校を休んでしまいます。休んでいる最中にお見舞いに来た4人からの差し入れのお菓子をたくさん食べた結果、花依は見事にリバウンドし元の体型になってしまいます。
それを見たイケメンの一部は唖然としますが、太っていても素敵な花依の内面に徐々に惹かれていきます。
そして花依の涙ぐましい努力の末、痩せていた時の彼女の姿に戻ります。果たして、彼女が最終的に選ぶ男性は誰なのでしょうか。
それとも誰も選ばないのでしょうか。
不器用な女子の恋愛模様をコミカルに描く映画です。
私がモテてどうすんだの評価と感想は?
女子高生である主人公芹沼花依は、いわゆるBL好きの腐女子と呼ばれるオタク少女です。
部屋には好きなアニメや漫画のグッズが所狭しと置かれて、ベッドのシーツや枕でさえもグッズに染まっているという徹底ぶりで、かなり重度のオタク具合に見えます。
コメディ色が強いとは言え、このような恋愛映画のヒロインとしてはかなり濃ゆいキャラクターであるのは間違いないと言えるでしょう。
花依の友達も腐女子ではあるのですが、周囲には基本バレないように楽しんでいます。
その趣味は彼氏ですら知らないという隠しっぷりで、腐女子のリアルも丁寧にこの映画では描かれています。
BLに免疫がない視聴者にも分かりやすく、BLのイロハをポップかつコミカルに説明するシーンはとても面白いと思いました。
当然、花依の恋人候補であるイケメン男子4人はBLには興味がないのですが、花依の好きなものを理解して受け入れようと努力するところはとても温かい気持ちになれました。
そして花依がリバウンドしてから、頑張って減量するご褒美に身を切ってサービスするところも笑いながらも、愛だなと感じました。
もちろん花依にとってのご褒美とは、このイケメン4人の中でのそれぞれのカップリング(受や攻)のやり取りやシチュエーションなのですが、これがいちいち面白いです。
妙なキラキラ効果も相まって絵になる美しさに滲み出るギャグ臭がたまりません。
そしてそれをありがたく見る花依とその友達のオーバーリアクションに見ている側も何故かテンションが上がってしまいます。
この作品は恋愛映画ではあるとは思いますが、かなりコメディ色強めのクセのある魅力が光る作品だと思います。
肥満体型の主人公が一週間で痩せ型の美少女に変貌するところ、逆に短期間でまた肥満体型に戻るところは現実にはあり得ません。
そしていくら美少女になったとはいえ、イケメン4人から好意を寄せられるというのもファンタジーのように思えます。
ですが、振り切って現実離れして潔いところが堂々としていて面白いです。
そして役者さんに関してですが、肥満体型の花依と痩せ型の花依をそれぞれ全く違う方が演じているはずなのに、お話が進んでいくうちに2人は同一人物なのではないだろうかと思えるほどシンクロしていたのが印象的でした。
お互いがお互いを理解し、お話を繋いでいく演技にさすがプロだなと感じました。
そしてイケメン4人に対してはもう目の保養としか言いようがなく、演技もスマートで素敵でした。
まとめ
以上、私がモテてどうすんだのあらすじと感想でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^